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EFTとは

EFTとは

EFTは、スタンフォード大学出身のアメリカ人パフォーマンスコーチ、ギャリー・クレイグ氏によって生み出された「感情を解放する癒しのツール」で、世界中で数多くのセラピストによって使われています。Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の頭文字を取ったもので「イーエフティー」と発音し、日本語では「感情解放テクニック」と訳されます。

EFTは、東洋の気の思想と、西洋の心理セラピーを統合したテクニックで、「エネルギー心理学」に分類されます。欧米では、シンプルで安全ながら、迅速に高い効果を出すセラピーとして多くの専門家に使われ、日本においても、一部の心療内科、精神科クリニックなどで導入されています。

EFTってどんなことをするの?

EFTでは、解決したい問題に意識を集中させながら、顔や胸、手などのいくつかの主要な経路のツボを指で複数回トントンと叩くことで、ブロックされたエネルギー(気)を解除していきます。それにより、トラウマや、不快な記憶、身体症状、ストレス、ネガティブな感情を、早いスピードで解放することができます。

経絡を刺激していくため、別名「針を使わない感情の鍼治療」とも言われています。

EFTの歴史

EFTの開発の基となったのは、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハンによって開発されたThought Field Therapy(思考場療法)と呼ばれるセラピーです。キャラハンの患者の一人に、あらゆる伝統的な心理療法を一年半試しても、ほとんど改善がなかった深刻な水恐怖症の女性がいました。「水を見るとみぞおちがむかつく」と訴えていた患者に、キャラハンは胃のツボの一つである目の下をトントンと叩いてみることを思いついたのです。すると、驚くべきことに、その患者の水恐怖症はあっという間になくなってしまいました。

このことをきっかけにキャラハンは、ツボを叩くことにより、多くの恐怖症や感情的問題、身体的問題に効果をもたらすTFTを開発しました。ギャリー・クレイグはキャラハンのTFTを学び、自らの経験から、さらに改善、簡略化し、1996年に現在のEFTのかたちにまとめました。そのため、TFTと比べて、手順がシンプルで所要時間もかなり短縮されました。

EFTの効果

  • 軽度から重度のストレスの解放
  • イライラ、気分の落ち込みの解消
  • 不安、恐怖、悲しみ、喪失感、罪悪感、怒り、羞恥、嫉妬、無力感、自己憐憫などといった感情の解放
  • 性的虐待などのトラウマの解放
  • 震災、事故などのPTSDの解放
  • 脅迫観念症、摂食障害、パニックアタック等の解消、改善
  • タバコ、お酒など依存症の解消、改善
  • 悪癖(爪をかむなど)の解消、改善
  • 頭痛、腰痛から内臓疾患など身体のあらゆる症状の改善
  • アレルギーの解消、改善
  • 子供のおねしょの解消
  • 感情のコントロールができるようになる
  • 落ち着き、集中力、自信を高める
  • 自己や他者への愛が増える

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